米国ハリケーンシーズン2013
米国ハリケーンシーズン2013
米国ハリケーンシーズン 2013
- 昨日(5月27日)九州、四国、中国が梅雨入りしました。今年は例年よりも早い訪れで平年より多めの降雨量となりそうです。
さて、先週5月23日、NOAA(米国海洋大気局)が2013年のハリケーンシーズン(6月1日~11月30日)の予測を発表しました。それによると、大西洋の海水温が高いことや1995年以来続くハリケーン活発化の気候変動等により平年を上回るハリケーンの発生が見込まれています。名前が付けられる熱帯嵐は13~20個、そのうちハリケーンに発達するのが7~11個、うちカテゴリー3以上のメジャーハリケーンは3~6個が予想されています。(注)メジャーハリケーンはカテゴリー3~5、風速はマイル/時区分 NamedStorms Hurricanes MajorHurricane 風速 39mph以上 74mph以上 111mph以上 発生数 13~20 7~11 3~6 平年発生数 12 6 3
2005年8月に発生、ルイジアナ州等に甚大な被害をもたらした「カトリーナ」は記憶されている方も多いと思いますが、米国の石油・天然ガス設備が集中するメキシコ湾岸がハリケーンに襲われると、原油石油製品市況への影響は避けられません。カトリーナ襲来時はもちろん、例年、熱帯嵐がハリケーンに発達してメキシコ湾に入り、米国湾岸を直撃すると市況高騰につながります。
地球温暖化の影響か、竜巻にしろハリケーンにしろ狂暴化しています。例年以上のハリケーン発生予想ですが、大きな被害が発生しないことを祈るばかりです。