CP速報
CP速報
LPガスCP速報(2026年7月積み)
7月積みサウジアラムコLPガスCP
- プロパン 580㌦(前月比-180㌦)
- ブタン 600㌦(前月比-220㌦)
- LPガス市況等
米、イランの和平協議進展、ホルムズ海峡封鎖解除への期待が高まり、LPガス市況も原油市況に連れ安となった。LPガスは不需要期、価格高騰もあり需要は減退。中東産LPG依存度の高いインドは米国産ブタンカーゴを大量購入、中国PDHの稼働率は70%程度まで回復し米国産プロパンを過去最高水準で手当てするなど米国シフトが顕著で、中東産需要は限定的なものになった。
米国市場をみると、需要は堅調、輸出はアジア勢の中東からのシフトもあり、過去最高水準を維持している(グラフ③参照)。全米プロパン在庫は、供給増により超高水準で5年平均レンジを上抜けている(グラフ②参照)。モンベルビュープロパンスポット価格は原油市況とアジア市場の急落から軟化、月間平均では前月比43㌦反落の385㌦/㌧どころ。インドのブタン需要は一服、価格高騰とホルムズ海峡再開期待から様子見。
フレート市況は高騰が続いている。ホルムズ海峡を通航するタンカーも散見されてきたが、中東産需要は限定的、中東サプライヤーが通峡後、オマーン、インド西海岸(同海域は中東付近危険水域に指定され戦争保険の対象)で他船へ積み替える例もあり市況を下支える要因となった。米国積みは極東市況の軟化で採算悪化、キャンセルも発生。大量のブタン手当てを行ったインドは需要減もあり手控え。
ナフサ市況(極東着)は大幅続落、月間平均は前月比237㌦急落の713㌦/㌧どころ、第3週には700㌦を割り込み、ホルムズ海峡再開への報道を受けた25日には627㌦まで下げた。一方、中東産ナフサの輸入が徐々に回復、代替ブタンの需要は減退、ナフサ市況急落とブタン高から石化用ブタンの妙味が薄れている。
バンカーオイルをみると、シンガポールIFO380は急落、月間平均で前月比129㌦下落の555㌦どころ、LSMGO(低硫黄マリンガスオイル)は大幅続落、前月比180㌦急落の1,017㌦どころ。マリンガスオイルは停戦以降、原油市況の急落、ホルムズ海峡再開期待で第3週には1,000㌦を割り込んだ。
7月CPは前年同月比プロパン5㌦、同ブタン55㌦の上昇。原油(アラビアン・ライト)熱量等価換算(下記参照)では、前月に比べプロパン1、ブタン5ポイントそれぞれ下落、前年同月比ではプロパン25ポイント、ブタン17ポイントそれぞれ低い。
- 原油市況等
米、イラン戦争は和平協議に向けた覚書が署名、発効され、ホルムズ海峡封鎖解除への期待が高まり、原油市況は急落、26日には70㌦割れと戦争以前の水準に戻している。一方、サウジ原油のアジア向け6月積み価格は、ドバイ・オマーン平均に付加される調整金が引き下げられたもののライト原油は15.5㌦(7月は9.5㌦)と記録的な高値が続いている。先物市場ではブレント原油のプロンプトスプレッド(期近2限月の値差)がバックワーデーション(逆ザヤ)からコンタンゴ(順ザヤ)に転じ、需給緩和を示唆したが、米国原油在庫は減少が続き、5年平均レンジを下回り、SPR(戦略石油備蓄)原油は1983年以来の水準まで急減している。和平協議の最終合意までには、難題が山積み、エネルギー供給の正常化には長い道のりが待っている。
○6月積みアラビアン・ライト(6月1~29日までの想定)は95.25㌦(前月比-26.82㌦)- 熱量等価AL100% プロパン 780.95㌦/㌧ブタン 770.24㌦/㌧
- AL比 プロパン 74.27% ブタン 77.90%
- 上記ALはEIN推計、確定値は後日Webサイトでご確認ください。
- 参考
- 1月LPガスFOB公示価格
1月FOB サウジCP ANSI ソナトラック P 525 451.5 475 B 520 455.5 485 - 単位:㌦/㌧


