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ウィークリーマーケット

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NYMEX市況推移

  • 期近先物市況(9月6日~9月10日)
    6日7日8910日
    WTI(㌦/bl)68.3569.3068.1469.72
    天然ガス(㌦/mmbtu)4.5684.9145.0314.938
    改質ガソリン (㌣/gl)213.00213.21209.97215.40
    ヒーティングオイル(㌣/gl)212.16213.64211.37214.60
  • 6日NYMEXはレーバーデイの祝日で休場。5月のメモリアルデイから始まる米国ガソリンシーズンはこの連休で終了となる。ハリケーン「アイダ」の影響は続いており、メキシコ湾の石油、天然ガスの80%以上が停止中、メキシコ湾では多数の原油流出も発生しており、原油は150万b/d(メキシコ湾生産量の84%相当)、天然ガスは18億cf(同81%相当)がが減産となっている。ルイジアナ州の製油所も100万b/d(全米の6%)が稼働できずにいる。
  • アジア市場では原油市況は急反落、サウジアラビアが10月アジア向け原油価格を引き下げたことから、需要見通しに対する懸念が再浮上してきた。
  • 7日WTI続落、期近10月限、終値は前日比0.94㌦下落の68.35㌦。景気腰折れ懸念から株価が下落(ナスダックは最高値)、リスク志向が後退した。米、アジアの需要減退懸念、ドル高による割高感からエネルギー市況は軟化。ハリケーン「アイダ」によるメキシコ湾岸の石油設備操業停止の影響と中国の8月原油輸入量増加が下支え。
  • 8日WTI3営業日ぶり反発、期近10月限、終値は前日比0.95㌦上昇の69.30㌦。ハリケーン「アイダ」の影響によるメキシコ湾岸の石油施設の操業について、米内務省安全環境執行局(BSEE)は77%が停止していると発表、石油流出も多数発見され復旧には時間がかかるとみられている。メキシコ湾の原油生産は全米の17%を占め、EIAが明日発表する週間統計が注目されている。事前予測では原油在庫380万b、ガソリン在庫360万b、留出油300万bのそれぞれ減少が見込まれている。
  • EIAが8日に発表した短期エネルギー見通し(STEO)によると、8月下旬のメキシコ湾沖合の原油生産は、ハリケーン「アイダ」により生産量の90%以上が停止し、8月の平均生産量は150万b/dと7月から30万b/dの減少となった。9月には徐々に回復し月間平均は120万b/d、第4四半期には170万b/dに戻ると予想している。
  • 9日WTI反落、期近10月限、終値は前日比1.16㌦下落の68.14㌦。新型コロナデルタ株感染拡大で世界経済成長に悪影響が出るとの見方から株価が続落、リスク志向が後退している。石油市場は、中国が価格抑制のため戦略石油備蓄の放出するとの報道に反応、一時67.56㌦まで下げた。EIA週間統計で原油生産量が大幅減少し2月以来の低水準、製油所稼働率も3月以来の水準に低下した。ハリケーン「アイダ」の影響によるもので、原油在庫の減少は予想を下回ったが、ガソリン在庫は予想を上回る大幅減少となった。ハリケーン被害の復旧には時間がかかる見通しで、それが市況を下支えした形。天然ガス先物は大幅上昇が続き、2014年2月以来の5㌦突破となった。
  • 10日WTI反騰、期近10月限、終値は前日比1.58㌦上昇の69.72㌦。週間では3週続伸。ハリケーン「アイダ」の影響でメキシコ湾の石油施設は多くが操業停止、100万b/d以上の減産となっており、復旧にも時間がかかるもよう。米株価は続落、ドル高となっており、上げ幅を抑えている。
  • ベーカーヒューズ社が10日発表した米リグ稼働数は503基(石油・ガス計)、前週比3基増、前年同期比249基増。石油リグ401基(前週比+7基、前年同期比+221基=122.8%増加)、ハリケーン「アイダ」の影響で減少した前週からは増加した。ガスリグ101(前週比-1基、前年同期比+30基)。
  • CFTCが10日に発表したWTI大口投機買い越し残高は9月7日時点で349,158枚(前週比-7,370枚)、3週連続の減少。買い建玉506,565枚(同-9,065枚)、売り建玉157,407枚(同-1,695枚)、買建玉は6週連続の減少、売り建玉は3週ぶりの減少。総取組高は2,108千枚、前週比34千枚の増加、ファンド玉はリスク回避で減少、商業ヘッジ玉が大幅に増加した。
  • 13日WTI続伸、期近10月限、終値は前日比0.73㌦上昇の70.45㌦、終値として先月3日以来の70㌦台。熱帯暴風雨「ニコラス」がテキサス州ヒューストン付近にハリケーンに近い勢力で接近、上陸する予報で大雨洪水が懸念されている。ハリケーン「アイダ」の影響によりメキシコ湾岸の石油施設の操業停止が続くなか、被害を免れていたテキサス州の施設でも避難が始まっており、供給不安が高まっている。一方、OPECは9月月報で2021年第4四半期の需要見通しを下方修正、また、米国は歳入確保のためSPR(戦略石油備蓄)2,000万バレルの売却を発表、上値を抑える結果となった。
  • 14日WTI3営業日続伸、期近10月限、終値は前日比0.01㌦上昇の70.46㌦、先月3日以来高値。ハリケーンに発達した「ニコラス」がテキサス州に上陸、暴風による停電、大雨洪水等の被害がでている。トロピカルストームに勢力を弱めたものの「アイダ」で甚大な被害を受けたルイジアナ州を再び襲っており、メキシコ湾岸の石油施設の操業停止(13日時点で40%以上)が続くなか、供給不安が高まっている。 一方、米国8月の消費者物価指数(CPI)の伸びは予想を下回ったが、株安、ドル高に振れ、商品の妙味は薄れた。IEA月報は、第4四半期のアジアの需要増が顕在化するとしながらも今年の需要は下方修正した。中国の戦略石油備蓄放出については24日に738万バレルの入札を実施する。バンクオブアメリカは、2022年半ばに100㌦に達するとしていた原油価格について、供給タイト化により6ヶ月前倒しになるとの見通しを発表した。
  • 15日WTI4営業日続伸、期近10月限、終値は前日比2.15㌦急騰の72.15㌦、7月30日以来高値。EIA週間統計で米原油在庫が予想を上回る大幅減少、ハリケーン「アイダ」による生産減少と需要回復期待もあり市場にタイト感が強まった。トロピカルストーム「ニコラス」の被害は限定的とみられているが、米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾岸の石油施設の操業停止は14日時点で39%以上、原油生産量、製油所稼働率も回復していない。一方、原油高を受けて株式市場は反騰、ドル安となったことも買い材料となった。
  • 16日WTI横這い、期近10月限、終値は前日と変わらず72.61㌦、7月30日以来高値を維持。米8月小売売上高が予想外の増加となり、金融緩和縮小思惑でドル高、株安となった。原油のオプション取引権利行使期限を控えポジション調整、市場は小動きとなった。トロピカルストーム「ニコラス」の影響でストップしていた電力、パイプラインが稼働、ハリケーン「アイダ」による被害の復旧が進展すると期待されている。

その他の市況

6日7日8日9日10日
TOCOM(㌦/b)69.0470.1369.4070.1369.54
ドバイ(㌦/b)69.3668.8868.3469.0668.12
ブレント(㌦/b)72.2271.6972.6071.4572.92
オマーン(㌦/b)70.0870.3869.9070.7971.01
OPEC:BP(㌦/b)71.3071.3571.1971.82
ナフサ (㌦/㌧)664673666669662
C重油(㌦/㌧)443.37457.83465.97463.34461.16
TTS(円/㌦)110.83110.78111.27111.23110.78

EIA週間統計(9月9日発表)

  • 米国需給概況(9月3日現在:単位1,000バレル)
    ~21.8.621.8.1321.8.2021.8.2721.9.3増減
    原油生産量11,30011,40011,40011,50010,000-1,500
    原油処理量16,64816,71616,75916,54914,845-1,704
    製油所稼働率%91.892.292.491.381.9-9.4
    原油在庫(Excl LS)438,777435,544432,564425,395423,867-1,528
    ガソリン在庫227,469228,165225,924227,214219,999-7,215
    留出油在庫140,511137,814138,459136,727133,586-3,141
    プロパン在庫65,32966,76168,74969,28270,099+817
    クッシング在庫34,57533,59533,66534,50136,419+1,918
    原油輸入量6,3966,3506,1576,3405,810+183
    ガソリン輸入量9257431,0761,138899-239
    原油輸出量2,6633,4312,8123,0402,342-698
    ガソリン輸出量746651911466734+268
    留出油輸出量1,0841,0521,0791,0321,090+58
    プロパン輸出量1,4381,0581,0851,0821,412+330
    ガソリン需要量9,4309,3339,5729,5789,608+30
    留出油需要量3,7344,3234,1044,3903,685-705
    プロパン需要量1,1141,1651,0851,316861-455
    製品供給(需要)量計19,51421,46321,81722,82019,954-2,866
    • 原油生産量、輸入量、輸出量、製品供給量は一日あたり。
    • プロパン在庫は非燃料プロピレンを含む。
  • 米国石油在庫を対前年同期比でみると、原油84.7%、ガソリン94.9%、留出油76.0%、高水準であった前年を大きく下回っている。全米原油在庫は5週連続の減少、オクラホマ・クッシングの在庫は3週連続の増加も低水準。製油所稼働率は、ハリケーン「アイダ」の影響でメキシコ湾岸の製油所が操業停止に追い込まれ急落、3月以来の低水準。米国内原油生産量は、メキシコ湾沖合の95%の石油施設が閉鎖され急減、2月以来の低水準(2019年3月ピークの1,310万b/dからは310万b/dの減少)。石油リグ稼働数(タイトオイル)は前週比16基減の394基で昨年4月の水準、急減した前年同期比では217.7%と倍増。輸出量、原油処理量ともに減少したため予想を下回る在庫減少に止まった。ガソリン在庫は2週ぶりの大幅減少。輸入減少、輸出増加、需要が高水準のなか、製油所稼働率の低下の影響を受けた。留出油在庫は2週連続の減少。需要は大幅に減少したが、供給減少が響いた。プロパン在庫は、4週連続の増加。需要は急減したものの輸出が増加高水準で、在庫積み上げが進まない。在庫水準は前年同期比では72.0%、40週連続で前年を下回り5年平均レンジの下方に張り付いたまま。ガソリンの需要(供給量)は前週比30千バレル増の日量961万バレル、13週連続の900万b/d超、直近4週間の供給量は952万バレル/日で前年同期比8.9%の増加。なお、ガソリンシーズンはレーバーデイの連休で終了する。留出油は413万バレル/日で前年比11.2%の増加。ジェット燃料は65.3%の増加。石油製品の総需要量は1,995万b/dで、前週の過去最高から急減となった。なお、原油・石油製品のネット輸出入は191千バレルのネット輸入(前週比1,321千バレル輸入減)、ネット輸入は4週連続。
  • 3日のモンベルビュープロパンスポット価格:621.6㌦/㌧(前週比+28.7㌦、
    前年同期比+363.7㌦)

LPガスマーケット

  • CP先物指標(8月16日~8月20日)
    CP先物9月限10月限11月限
    645645640
    640640635
  •  先週(8月13日~8月20日)のLPガス市場は、新型コロナデルタ株の感染拡大による原油市況急落を受けて大幅に下落した。アジアのLPガス需要は、中国PDH、韓国の石化ブタンでの成約がみられ、インドからの引き合いもあり堅調。一方、サウジのガス分留設備の不調で9月積みがキャンセル、遅延が生じ、米国積みもパナマ運河渋滞による滞船が嫌気されるなど、需給タイト化見通しが市況を下支え。
     CP先物は反落、9月限はプロパン、ブタン35㌦の反落、10月限はプロパン35㌦、ブタン30㌦の反落、11月限もプロパン40㌦、ブタン35㌦のそれぞれ下げとなった。
     極東CFR市況も大幅下落。パナマ運河の渋滞で米国玉の到着遅れやLサウジの供給削減もあり、週初はプロパン710㌦に達していたが、原油市況の急落に連れ安、9月極東着プロパンは前週比30㌦下げの680㌦、ブタンは同20㌦下げの680㌦どころ。
     NWE(北西ヨーロッパ)CIFは、原油市況の急落に引きずられ下落、前週比プロパン35㌦下げの630㌦、ブタンは供給限的で20㌦の下落に止まり615㌦どころ。
     米国市場をみると、輸出、需要ともに堅調。プロパン在庫は増加しているものの在庫水準は前年同期比75%、5年平均のレンジ下方に張り付いたまま。米モントベルビュースポット価格(FOB)は、原油市況に連れ安となり前週比プロパン23㌦下げの565㌦、ブタンは同30㌦下げの580㌦どころ。
  • フレート市況は、インド向け引き合いも船舶需給緩和で、45㌦に軟化。
  • ナフサは原油に連動軟化推移、650~610㌦で推移。
  • バンカーオイルは、原油市況に追随下落、IFO380は412~390㌦、LSMGOは566~539㌦で推移。
  • 8月LPガスFOB公示価格
    6月FOBサウジCPANSIソナトラック
    660608620
    655632650
    • 単位:㌦/㌧ 

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